こんにちは!
江東区豊洲のハウスクリーニング リセットの大野です。
今回は洗濯機クリーニングを始めたので、洗濯機クリーニングの手順についてご説明します。
洗濯機クリーニングの手順について解説!
そもそもの話ですが、なぜ洗濯機クリーニングを始めたのか?
についてご説明します。
よくエアコンクリーニングや水回りクリーニングに伺うと、
洗濯機クリーニングやっているの?
と聞かれていました。
ただ、もうかれこれ10件以上お断りしていました。
その理由としては、単純です。
洗濯機のクリーニングって大変だから。
大きくて、重くて。。。
自宅の洗濯機をクリーニングした際に、これは大変。。。
腰痛持ちなので、腰をやっちゃったら大変なので。
でも、何度も断っているうちに、これだけ求められるのであれば、やったほうがいいかも。
と思いなおしたからです。
やっぱり、お客様も色んな業者に家に入ってもらうよりも、特定の掃除業者にお願いしたいですよね。
人となりも知っているし、何より信頼できるから。
お抱えの医者や弁護士がありますが、お抱えのハウスクリーナーってやつです!
洗濯機の掃除が大変だし、面倒くさい。。。
また、洗濯槽クリーナーでキレイになるんじゃないの?
と思う奥様もいらっしゃると思います。
確かに洗濯機の掃除ってどうすればいいか分からないですよね。
よく洗濯槽クリーナーを使う方もいらっしゃいます。
多少は効果はあるかもしれませんが、実際に洗濯槽クリーナーを何度も使っている洗濯機の中身を見るとこんな感じです。
洗濯槽の下部分がかなり汚れています。
ハチの巣のような部分はヘドロみたいなものが。。。
部品を外すとゴミがぎっしり!
洗濯槽クリーナーの効果は?
っという感じです。
1.洗濯機のクリーニングがなぜ大変なのか解説します。
理由その1 洗濯機が大きくて重いから
洗濯槽クリーナーを使うと、表面上の汚れは落ちるのかもしれませんが、内部まではキレイになりません。
だから、結局洗濯槽を外して洗わないとキレイになりません。
洗濯槽を外す際に、後ろに回って部品を外す必要が出てきます。
そうすると、洗濯機を洗濯パンから降ろすことになり、洗濯機を持ち上げます。
洗濯機ってかなり大きくて重いです。
もともと腰痛持ちなので、腰は弱いほうです。
だから、今まで洗濯機クリーニングを受け付けませんでした(笑)
2人体制であれば大丈夫だと思いますが、1人体制だと大きい洗濯機は難しいです。
理由その2 洗濯機を分解するときに、外れない部品があるから
洗濯機には、色々な部品があるのですが、固着して外れなかったり、ビスがサビて外れない場合があります。
この場合、無理して外すと故障する原因になります。
だから、せっかく洗濯機クリーニングに伺っても、クリーニングする途中で分解できずに中止することがあります。
メーカー特有の構造上の問題や、5年以上も使っている洗濯機は何らかの要因で外せない場合があります。
ちなみに、2017年製の東芝の洗濯機のZABOONはビスで洗濯槽が固定されているのですが、約5年前後でビスがサビてしまっています。
また、日立のビートウォッシュという機種は、お断りする業者も多いです。
なぜなら、パルセーターという部品を抜くのが固かったり、洗濯槽を抜くのが固かったりするからです。
このように洗濯槽を外したくても外せない場合があるので、我々業者にとっても、運しだいっていうこともあります。
だから、業者も日立のビートウォッシュという機種はやりたがりません。
理由その3 特殊工具が必要だから
先ほどの日立のビートウォッシュという機種は、なかなか抜けない洗濯槽を抜く際に特殊な工具が必要になります。
プーラーという工具を使います。
また、洗濯機の容量サイズ7kg~8kgになると38㎜のビッグナットで留まっています。
このナットを取るためには、インパクトレンチが必要になります。
普通のホームセンターでは売っていません。
基本メーカー取り寄せになります。
このように特殊な工具が必要になるので、洗濯機クリーニングって大変なんです。
2.洗濯機クリーニングする目安
それでは、いつ洗濯機クリーニングすればいいのでしょうか。
何か目安があるのでしょうか。
洗濯機を毎日動かしている場合や、家族の人数などで一概に言えませんが、目安はあります。
2,3年洗濯機を使っていると、洗濯物に黒いヒラヒラしているゴミ?みたいなものって付いてきますよね?
業界では、「ワカメ」っていいます。
洋服やタオルなどの繊維ゴミや、洗濯洗剤、柔軟剤や消臭剤などが固まったものがヘドロ化し、ヒラヒラしている物体になります。
このワカメが白いタオルやTシャツなどに付き始めたら、要注意のサイン。
内部は結構汚れている状態のはずです。
洗濯機クリーニングする一番の目安になると思います。
3.プロが実施する洗濯機のクリーニング手順について
それでは、どのように洗濯機クリーニングすればいいのでしょうか。
プロは以下の手順で実施します。
東芝のZABOONの例でご説明します。
step
1事前準備
洗濯機の前や浴室を養生します。
コンセントやアース線を抜きます。
水道栓を閉めて、ホースを抜きます。
洗濯機を洗濯パンから手前に出して、後ろに回れるようにします。
step
2操作盤を外す
上部操作盤を外して、つっかえ棒を使い固定します。
このようにして洗濯槽を抜けるようにします。
step
3パルセーターを外す
パルセーターは、洗濯槽を回転させるための部品です。
このパルセーターの裏側が結構汚れているんですよね。
固着して外せない場合は、ここで無理をせず中止とすることがあります。
step
4洗濯槽を抜く
六角のボックスレンチで外します。
ボルトがなめる可能性があるので慎重に外します。
抜いた洗濯槽です。
下の方が汚れています。
ちなみに、2年前に洗濯機クリーニングした洗濯機ですが、2年経ってこの汚れです。
step
5細かいパーツの分解
抜いた洗濯槽の細かいパーツを外して分解します。
step
6水洗い
抜いた洗濯槽や、本体側を掃除します。
本体側は、スポンジで洗剤を付けた後、ウエスで水拭きします。
抜いた洗濯槽は、洗剤を使って水洗いします。
ハチの巣のような部分は普通のブラシではなかなか落とせません。
だから、こんな道具を使って、地道にこすります(笑)。
この掃除が気の遠くなる作業ですね(涙)。
step
7拭き上げ
乾いた布で拭き上げます。
step
8組み立て
分解した手順と逆手順で戻します。
step
9動作確認
最後に動作確認して終了です。
4.洗濯機クリーニングの注意点
次に洗濯機クリーニングの注意点について解説します。
浴室で洗う場合には、床を養生しておくこと
洗濯槽を外して洗う場所は、庭や浴室になると思います。
庭だと問題ありませんが、浴室で洗う場合はは1点注意です。
私のお客様は、マンションが多いので、ほとんど浴室になります。
洗濯槽って結構固くて重いので、そのまま浴室でお掃除すると、床が傷つくので要注意!
私はタオルと養生シートで2重に保護して洗っています。
パルセーターは無理に外さない
先ほどもご説明しましたが、パルセーターが固着していると、なかなか外せない場合があります。
その場合、無理に外そうとしないことです。
無理に外すと故障の原因になるからです。
ある程度力を入れて外せない場合は、あきらめましょう。
洗濯槽を固定しているビスを抜くときは慎重に
洗濯槽を抜く際に、ビス等で固定されています。
そのビスがサビていたりします。
サビていると、ビスに強い負荷をかけるとビスが割れたりすることがあります。
また、ビスが固着している場合に、強引にビスを回そうとするとなめてしまうこともあります。
だから道具選びも大切になります。
いずれにせよ、ある一定の負荷をかけてビスが回らない場合はあきらめるしかありません。
5.洗濯機クリーニングはプロにお願いするのが一番楽ですよ
最後に。
ビフォーアフターはこちら。
こんな感じになりますよ!
洗濯槽before
洗濯槽after
洗濯槽の底before
洗濯槽の底after
洗濯槽の中before
洗濯槽の中after
パルセーターのbefore
パルセーターのbefore
洗濯槽の中before
洗濯槽の中after
いかがでしょうか。
2年前に洗濯機クリーニングしても、これくらい汚れているんです。
ちなみに、洗濯機クリーニングは、3~4時間前後はかかります。
しかも、かなりの重労働。
女性はもちろんですが、男性でも大変です。
また、道具を揃えるのは大変です。
だから、一般の方が洗濯機クリーニングをするのは現実的ではないので、プロに頼んだ方が賢明です。
ただ、エアコンと違い年に1回もクリーニングする必要はないでしょう。
個人的には2~3年に1度でいいかなと。
先ほどの「ワカメ」が出たタイミングで依頼すればいいと思います。
そこで、普段からこまめに洗濯機のお掃除をしておけば、洗濯機クリーニングの頻度は下げることが出来ると思います。
お客様ご自身で洗濯槽クリーナーなどでこまめにお掃除していただければ十分かと。
あと、糸くずフィルターのお掃除も忘れずに。
普段やりづらい掃除はプロに任せることをお勧めします。
もし、洗濯機クリーニングする際には、リセットにお任せください。
※6月~9月はエアコンクリーニング繁忙期のため、洗濯機クリーニングの受付を中止いたしますのでご了承ください。
LINEご登録いただいたお客様にはこちらから定期的に情報発信しています。
普段のお掃除のちょっとしたコツや電気代の節約術なんかです。
季節季節でハウスクリーニングを思い出せるようにしていますので、よかったらご登録ください。